ネットワークビジネスとねずみ講の違い

ネットワークビジネスとねずみ講は、構造こそ似ているがまったく異なるものです。

最近の20代前半より前の世代では、両者を混同する人は少ないようですが、

30代以上はまだまだ誤解があるようです。

 

私もネットワークビジネスに取り組んでいたころは、これらの説明を何度もしました。

それくらい誤解をされやすい仕組みと言えます。

ここでは、ネットワークビジネスとねずみ講の違いについてお話しします。

 

ネットワークビジネスは法律に定義された合法である

ネットワークビジネスは別名マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれ、

日本では連鎖販売取引、マルチ商法と言われています。

 

その名のとおり商品の流通網が連鎖することから、その名がつけられ、

その流通網が蜘蛛の巣のネットに似ていることから、

ネットワークビジネスと呼ばれているのです。

 

普通の商法の説明

 

 

マルチ商法の説明

 

マルチ商法は特定商取引に関する法律という中に定められた、合法です。

特定商取引に関する法律は、商売の中で特にトラブルが起きやすい商法に対して

特別な規制ルールを作ったのです。

例えば、訪問販売、通信販売、インターネット販売もこれに該当します。

 

ねずみ講は違法である

対してねずみ講は無限連鎖講という名前で定義されています。

こちらもマルチ商法と同じくネットワークのように広がっていくため似ていますが、

無限連鎖講の防止に関する法律で違法として禁止されています。

では両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

マルチ商法とねずみ講の違い

下記の表はマルチ商法とねずみ講の違いについてまとめたものです。

マルチ商法
(ネットワークビジネス)
項目ねずみ講
(無限連鎖講)
有限(一定の範囲まで)収入範囲無限(トップが末端まで収入をとれる)
ある。
商品・サービスの売り上げから報酬を得る
商品・サービスない。
会員費などの金銭のみが流通するため、常に新規者を勧誘する必要がある
無料。
活動資格を得るのにお金はかからない
会員費有料。
これが収入源のため

 

一番の違いは収入範囲が有限か無限かということです。

ねずみ講は無限連鎖講というなの通り、無限なのです。

トップレベルが末端まで収入を取ることができるため、先に始めた人が必ず儲かります。

しかし、マルチ商法は範囲が決まっているため、

後から始めた人でも収入を抜かすことができるのです。

 

マルチ商法とねずみ講の違い

 

もうひとつは商品(サービス)が存在するかといことです。

マルチ商法は1つの仕組みであって、普通の会社と同じ、

商品・サービスの売り上げから会社が成り立つことに変わりはありません。

売上の数%をネットワークビジネス活動者に報酬として支払います。

 

それに対してねずみ講は商品(サービス)が存在しません。

そのため会社は定期的な売り上げが存在せず、

会員費のみから収益を上げる必要があります。

会員費だけで商品もサービスもない会社などおかしいのは明白です。

 

ねずみ講は横行しやすく、また被害が絶大である

ねずみ講は一見手軽なイメージがあるため、

団塊世代などを中心に流行することが何度もありました。

 

1980年代に横行した天上一家の会や、近いものでは円天なども挙げられます。

手口も巧妙で一見サービスがあるような仕組みにすることで、

会員をだますのです。

ですが当然最終的には成り立たなくなるため、つぶれることにより、

被害が増大します。

 

TVでマルチ商法とねずみ講が混同される

もうひとつはTVのドラマなどで、

「マルチ商法=ねずみ講」のイメージで演出されているものが多い事です。

よく「マルチをやっている前歴がある」「マルチにだまされた」というセリフを

聞いた事があるのではないでしょうか。

これにより混同する人がさらに増えたのです。

 

マルチ商法も厳しい規制下に

これまでマルチ商法とねずみ講の違いを述べてきましたが、

「マルチ商法は合法だからのびのびできるね」というと、違います。

むしろ逆です。

 

特定商法取引の中でマルチ商法はこと細かに厳しい規制が入っています。

この規制は素人レベルでは商売ができないぐらい複雑です。

そのため、実質ほとんどのネットワークビジネス活動者の行動は、

違法だということがわかります。

 

例えば、

・目的を告げずに勧誘対象を招きいれ、そのままネットワークビジネスの勧誘を始めてしまう。

・商品の効果効能をいってしまい、また過剰に表現する

・絶対に儲かるなど収入の保証をしてしまう

などなど、挙げるときりがありません。

 

一般の人には難しいネットワークビジネス

ネットワークビジネスは始めるのが手軽なこともあり、

気軽な気持ちで参入する人がたくさんいます。

そのためコンプライアンスの意識に欠けている人が多く、トラブルも起こりやすいのです。

そのため厳しい規制をする必要が出てきました。

 

その規制は、手軽に活動できるレベルではありません。

結局、金銭、時間のリスクで手軽そうに見えますが、

法律という規制により、まったく手軽ではないビジネスなのです。

 

世界中で厳しい規制、違法を犯すリスクが高い

マルチ商法は、中国、韓国、フランス、イギリス、ベトナム、アメリカなど

先進国、発展途上国を含め多くの国々でも厳しい規制があります。

それほどまでにトラブルが起こりやすいのです。

 

実際、今活動している人たちのほとんどが法律を犯しているといえるでしょう。

法律を犯してなくても、強引な勧誘など、悪印象を与え、

その印象が沢山広がっているのです。

 

例え合法でも、法律を犯すリスクは高く

そのリスクを覚悟したうえでネットワークビジネスに取り組まなければなりません。

そして、例え自分は健全にやっていたとしても、

周りが不健全なために、同じような目で見られることも覚悟しなければなりません。

 

まとめます

・ネットワークビジネスは特定商法取引に定義される合法である

・ねずみ講は別名無限連鎖講といい、違法として定義されている

・ネットワークビジネスは合法だが厳しい規制下にある

・その規制は実質素人レベルでは活動するのは難しい

・現在の活動者でも法律違反の人は多く、悪印象は広がっている

・たとえ健全にやっていても、不健全にやっている人と同じようにみられることを覚悟する

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One Response to “ネットワークビジネスとねずみ講の違い”

  1. TE より:

    鈴木香保里
    井上卓也
    佐々木崇弘
    アリックスというビジネスを紹介されました。
    限りなくネズミ講で、洗脳されます。
    気をつけて下さい!

    アリックス(ARIIX)…
    成功率は2%だそうです。

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